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グッゲンハイム美術館展(Bunkamura ザ・ミュージアム)

グッゲンハイム美術館展(Bunkamura ザ・ミュージアム)_b0009553_16405112.jpgBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「ニューヨーク・グッゲンハイム美術館展」に行ってきました。

先日書いたとおり、NYのグッゲンハイムに行ったら改装中で、気付いたら東京で企画展をやっていた・・・ということで。
他のかたのBLOGを見るによさそうだったので、行ってみることにしました。
先週末のエルミタージュ美術館展で学習したとおり、朝イチで渋谷に向かいました。

今回は「ぜったいこれを見る!」という目的の絵があるわけではなく、現地が改装中だったために「ほんとはどういうところなんだろう・・・」というのを知りたかったという感じです。

この展示会のサブタイトルは「モダン・アートの展開-ルノワールからウォーホルまで」で、とにかくいろんな画家の絵が少しづつ選ばれているような感じでした。なので、「ダイジェストにするとこういう美術館なんですよー」というのは味わえた気がします。まあできればあの渦巻状の建物の中で鑑賞したかったですが、Bunkamuraも天井が高く、ゆったりしていていい雰囲気だったのでいいでしょう。

NYで見ていいなと思った画家の他の絵を見たとき、まだ日があまりたっていないので、何か知人にまた会ったねーというような気分がしてうれしかったです。つたない感想ですが・・・。

カンディンスキーの晩年の作「多様な動き」につけられていた解説に、「彼は芸術には自己と社会を変える力があると考えていた」とありました。ドイツ国籍を取得したにもかかわらず戦争の影響でドイツを離れざるをえなかったそうですが、さまざまな芸術が戦争色をおびていくなか、彼はますますポップな色使いや軽快な動きを表現することを目指していたのだという情報と、彼が信じていた「芸術の力」の話がつながって、悲しいような楽しいような複雑な思いがしました。


モダン・アートをどう鑑賞・解釈し、楽しむか?というのはいろいろ議論があるところだと思います。
私も嫌いじゃないけど、どういうところを見ればいいのかわからないなあと思うときがあります。

でも何か次の絵に立つごとに場面がどんどんかわる気がしてどきどきされっぱなしでした。
その絵が好きか嫌いかに関わらず、ぞくっとすることが多くて、それは何なんだろう・・・と思ったのですが。
発想の豊かさに驚かされ、感服してるのかなと思い当たりました。

かなりざっくりしたイメージで恐縮ですが、19世紀以前の絵画よりも、テーマが多様で、実物がないもの、作者の頭の中にある気持ちを表現したりするものが多いですよね。何かモデルにした「モノ」がある場合も、その姿は原型をとどめていなかったり。
そうすると、画力とか表現技法が優れているだけではなく、発想力とそれを表現しきる力もたくさん求められるのかなと思うのです。
完成したものを見れば、「こんなのしろうとでも描けそうだな」「あんまり絵の技術はいらないかも」と思われがちですが、じゃあこの発想が出来るか?といわれると恐れ入るものばっかりです。

というのは、この1年に3度ばかり「あるテーマについて自由に表現しなさい」という課題で自分なりにやってみたことがあるのですが、まっっったくできなくて。企画書の体裁で自分を紹介するのはまあできるのですが、言葉で説明するのでなく何かを伝えるのってものすごく難しく、才能がないとできないし、今までそういうことってほとんどやってきてないなとびっくりしたのです。

その経験を経たから、次の作品に行くたびにぞわっとしたのかなあと思いました。


では、今回もミュージアムショップについて書くと・・・。
この企画展はホームページでもグッズが充実していることをかなりつよくうたっていました。
NYのグッゲンハイムの建物はモチーフにもなりやすく、日本人もけっこう好きだと思うので、そのデザインをいかしたグッズが多かったです。
一応目玉になっていたのは雑誌「TITLE」と共同開発したというグッズ群。
でも正直・・・「若手クリエイター数人がデザインしたTシャツ」は売れたかどうかは別にしてもサマになっていましたが、それ以外は企画倒れに終わっている気がしたのは私だけ?きっと大量に売れ残るに違いない。いや、もしかしたらそもそもあまり作ってないかもしれない・・・。

あと、主催に某テレビ局が名を連ねているのですが、その販促施策がいかにもあのテレビ局らしく興ざめでした。
「サポーター」と称して、その局がアサインしやすそうな日ごろからよく使ってるタレント(なっちとか瑛太とか)を投入してサインを書かせたり・・・。
さらにえぐかったのは浜崎あゆみが歌うイメージソング。全く合ってなかった。むしろぶち壊してたと思う。
私は別に彼女が嫌いではなく、どっちかというと好きなんだけど、だからこそそれでいいのか?とがっかりでした。
私が今日名画を日本で鑑賞できたのはフジテレビのおかげでもあるんだけど、こういうアートの商品化はそろそろやめようよと思ったのでした。

・・・まあ、そういう不満はあったのですが、意外とすいてたし、24日までですがおすすめです★

ニューヨーク・グッゲンハイム美術館展
by montblanc1201 | 2004-10-18 12:55 | ART
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