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GUGGENHEIM MUSIUM今回の旅行の目的の一つは「文化を知ること」だったのですが、絵も舞台もお店も建築も言語も交通機関もチップもどれも文化であり、ほんとに何もかもが勉強になりました。 その中で私が関心を持っていたものの一つは、やっぱりアートという範疇です。 もともと美術館は好きなほうなので、一般的な名画もたくさん見たかったし、自分の中での「名画」を発見できたらいいなと思っていました。フェルメールについては、以前書いたとおりの思い入れの強さ。 建築の知識は全然ないけど、見るのは好き。 そしてさらにアートがどれくらい人々の近くにあるのか、どのように存在しているのかを見てみたかったのです。 旅行前にそういうことを考える機会があったので、とってもよいタイミングでした。 行ってみて、総じてどういうことを感じたかは、いくつかBLOGで取り上げたあとで書くとして、今日はまず「グッゲンハイム美術館」について。 セントラルパークに面してたつ「グッゲンハイム美術館」で一番有名なのは、実はその建物自体かもしれません。 ←さっきのより全貌がわかる写真。 フランク・ロイド・ライト設計の渦巻状の形の建物は、築100年以上たっている建物が多い中では特殊な感じですが、その場に行ってみるとまわりにちゃんとなじんでいます。 内部も渦巻きのような回廊状になっていて、開放的な雰囲気の中で絵が鑑賞できるんだろうなあと思っていたら。 なんと、改装中で一部しか展示していませんでした(T_T) いやな予感がしてたんだけど。 というわけで、渦巻状の部分はトンカントンカンやってて、その横につながっている建物の中で一部の絵画を鑑賞(入場料もそのため約半額)。 でも、ずっと何となく忘れるでもきちんと調べるでもなく気に留めていたドローネーの「エッフェル塔」という絵を発見し、まったくここにあることも知らなかったのでものすごくうれしかったです。 また、丸とか線とかで不思議な世界を作り出すカンディンスキーの絵もいくつかあって、時代を追って彼の絵が洗練されていくのがよくわかりました。 晩年数年間の作品は空気がぴんと張っているようで、成熟という言葉をかみしめるとともに、80歳近いおじいちゃんがこんなポップなものを描く心を持ち続けるなんてと芸術家のすごさを感じました。 (昔はキワモノとか誰でも描けそうとか思っていたカンディンスキーに感動した自分にもびっくり) 最後にミュージアムショップでは、やっぱりいろいろ物色。 現在MOMAも改装中と聞いていたので、現代美術系のミュージアムショップでの買い物はここで思う存分楽しみました★ ちなみに・・・さっきの「嫌な予感」というのは、日本で「グッゲンハイム美術館展」という告知を目にした気がしてたからです。ここで所蔵している有名なピカソの絵のポスターも見た気がしていました。でも誰に言っても「そうだったっけ?」というので、「マティス展」と勘違いしてるかなあと思いなおしていたのですが、勘違いではありませんでした。 ↓ ニューヨーク・グッゲンハイム美術館展 灯台元暗し。チケット売場のお姉さんに「また(きちんと展示しているときに)見に来てくださいね」と言われたけど、今こんな近くに来てるなんて・・・┓(´_`)┏ 見にいくべきか、次回現地で見るべきか?
by montblanc1201
| 2004-10-06 15:20
| NYC
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