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キーワードは『愚衆化』
土曜日実家に帰りました。
弟の誕生日だったのでそのお祝いということで。 ひとしきり食べた後、ついていたテレビは「爆笑問題のバク天」。 その後弟が「なにげに見ちゃうんだよねー」といってチャンネルをかえるとアニメ「ボボボーボ・ボーボボ」。 全くチャンネル権のない父トシタケ(そんなに見たいものもなかったみたいだけど)が、「最近のキーワードは『愚衆化』らしいよ。愚衆化したものが受けるって」と言いました。 ああさりげなく抵抗してる、と流そうとして、あ、ほんとにそうかも!と思いました。 最近私がおりにふれて目の敵にしてる(でも毎週読んでしまう)「R25」もそうだなあと。 ・「団塊ジュニア」と「キレる14歳」世代に挟まれた、最も注目されてこなかった世代。 ・主張がないといわれたくないけど、主張するのは誰かに任せたい世代。 ・お金をかけて、主体的に情報を取りに行こうという積極性がない世代。 「R25」はそういう世代と定義付けられてるらしい。 お金を出して雑誌も買わないから0円で配るし、長い文章は読めないからレビューは800字以下だし。 でもそのレビューはどれも結局なんなの?って内容だし、読んでも何も私の中で動かない。 0円、ということは100%広告主の都合良い内容。 何か最近、意図的にしかけられてるものがだめなのです。 自らがしかける仕事をしてるくせに・・・(T_T) とにかく、「じゃあR25をこういう世代に変えてやろう!」という気持ちがない気がします。 インタビュー記事に多少あるくらいかなあ。 まさに「愚衆化」です。 読み手のR25さんたちが一枚上手でぺらっと使い捨ててくれればいいんだけど。 もちろん、新しい切り口を生み出して表現して世に送り出すのはそうとう大変なことで(そういう意味ではR25を出している会社も尊敬している)、出てきたものを批判するのは簡単だよなあとは思ってます。 (もし関係者の人がいたらごめんなさい→小心者) それにしても、「愚衆化」を教えてくれた父トシタケなのですが、 身内ながら、「社会を言葉で切り取り言葉で表す」お仕事マインドは健在なのだなあと思いました。 いろんな本を読んでキーワードには敏感だし、自らもキーワードを発信しようとしているしね(トシタケは新聞社に勤めているのです)。 やっぱり父といろんな話をしようと思った土曜日でした。
by montblanc1201
| 2004-09-06 18:36
| 随筆
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